スッパイル!何が何でもスッパイル!
ってことでココではスッパイルについて説明しましょう。
スッパイルとは…
香港とアメリカにあるVGA(VideoGraphicAccelerater)を製造する企業の俗称です。
本当はSAPPHIRE(サファイア)と云います。
カナダのトロントに本社を置くATI
Technology社の製品だけを製造しており
その昔はATIの製造請負工場(OEM元)の名前だったのですが
その製造技術を元に独立、独自ブランドとして強化したのが現在のスッパイル(SAPPHIRE)の姿です。
なお、現在ATI TechnologyのOEM元としては
CELESTICA(セレスティカ)などが有名。
スッパイルの製品の特徴として
などがあげられます。
現在、出荷している主な製品としては…
(2006年1月現在)
<PCI-Express>
・RADEON X1900XTX
・RADEON X1900XT
・RADEON X1900 CrossFire Edition
・RADEON X1800XT
・RADEON X1800 CrossFire Edition
・RADEON X1800XL
・RADEON X1600XT
・RADEON X1600Pro
・RADEON X1300Pro
・RADEON X1300
・BLIZZARD X850XT PE
・RADEON X850XT PlatinumEditon
・RADEON X850XT
・RADEON X850Pro
・RADEON X800XL (512MB or 256MB)
・RADEON X800XL Ultimate Edition
・RADEON X800XT PlatinumEdition
・RADEON X800XT
・RADEON X800PRO
・RADEON X800PRO VIVO
・RADEON X800 (GDDR or DDR)
・RADEON X700Pro FireBlade
・RADEON X700Pro (256MB or 128MB)
・RADEON X700
・RADEON X600XT
・RADEON X600PRO
・RADEON X600
・RADEON X550
・RADEON X300
・RADEON X300SE
・RADEON X300 SE HyperMemory
<AGP>
・RADEON X1600Pro
・RADEON X1300Pro
・RADEON X850XT PlatinumEditon
・RADEON X850XT
・RADEON X850Pro
・RADEON X800XL
・RADEON X800XT PlatinumEdition
・RADEON X800XT
・RADEON X800PRO
・RADEON X800PRO VIVO
・RADEON X700Pro
・RADEON X700
・RADEON 9800XT ULTIMATE Edition(128or256MB , AGP8x)
・ATLANTIS RADEON 9800XT (AGP8x)
・RADEON 9800PRO ULTIMATE Edition (AGP8x)
・ATLANTIS RADEON 9800PRO 256MB(DDR2) (AGP8x)
・ATLANTIS RADEON 9800PRO(AGP8x)
・RADEON 9600 XT ULTIMATE
・ATLANTIS RADEON 9600XT(128or256MB , AGP8x)
・ATLANTIS RADEON 9600 PRO
・ATLANTIS RADEON 9600
・ATLANTIS RADEON 9600 SE
・RADEON 9550 (128or256MB , AGP8x)
・RADEON 9250
…なお、IGPなどのM/Bとかありますけどそこらへんは勘弁して下さい。(´Д`;)
昔はATI純正より良いだの悪いだの、Info-tekよりはスッパイルが良いとか言われてましたが
現状、リファレンス基盤を採用しているので良し悪しの差は殆ど無いと言って良いでしょう。
ではATI純正や他のメーカーを選ばずにスッパイルを選ぶ理由とは?
それはやはり、リファレンス製品より冷却性能の高いファンを採用した「ULTIMATE」にあるでしょう。
本来なら改造すると保証が受けられなくなる上に、失敗時のリスクも背負わなければなりません。
ULTIMATEなら改造済みなのでそんな心配は必要ありません。
…ULTIMATE以外の商品では?
やはり価格、でしょうか。
ATI純正や大手メーカーよりは少なくとも安い場合が多いです。
後はマスコット化している宇宙人(グレイ)でパケ買いとか…?
インパクト強いですからね…故に選んでしまう恐ろしさ。((((;゚Д゚))))ガクガク
それはとある春のある日の事。
X800の発表を目前に控え、9800Proの値段がグングンと下落していった日に それは起きた。
だいたい、秋葉原で最安値が 前後(BALK品)だった9800Proが…
なんと で出ているではないか!
他にもリテール品なのに比較的値が安いと言う謎の現象。
…怪しい…。(´Д`;)
やがて、impressの記事でソレは暴かれた。
かくして、それは世界中を巻き込む大騒動になった。
通常、
9800Proという製品はメモリの帯域幅を で出荷しているのだが
今回の製品は何故か で出荷している。
これでは9800とか9800SEと同じ、もしくはそれ以下の能力しかないのである。
そんなものを何の説明も無く普通に販売していたとは…。
と言うことで、スッパイル製品購入のボイコットを呼びかけるサイトまで出来たこの騒動。
…さすがにヤヴァイと感じたのかスッパイル社は128bit騒動を収束に向けるべく行動に出ることに。
公開されたPDF資料によると…
・
256bit製品と間違って購入した場合、対応する用意がある
・対応は代理店、またはスッパイル本社が当たる
・今後128bit製品は9800と改名しパッケージに大きな128bitのシールを張る
だそうな…。
一部では核地雷とも言われたこの製品。
9800Proを購入した時期と近いこともあり他人事じゃないなぁ…とか感じたり。
製品的には(・∀・)イイ!!モノを出してるメーカーだけに惜しい事をしたものです。
ちなみに似たような商品は
玄人志向のRD98XT-A256CL
Jetwayの98XTAD256D
等がある。