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2006年02月14日

●甲殻機動隊な世界?

ぱっと見、今が21世紀だと裏付ける証拠など殆ど無い。
電車に乗れば50年前と同じ鉄のレールの上を
90年代から続く省エネブームの延長線上にある列車が走る。
中でこそ液晶が付いていて天気だとかCMだとかが流れる辺りに
少しばかりの未来の感覚を受けることもあるが。

今、最も進化しているモノと言えばPCであろう。
CPUは65nm(100万分の1mmの世界)の世代に突入。
たった1平方センチの石の上に2億〜3億のトランジスタが存在する。
しかもそれが二つのCPUを持つDualコアだってんだから驚きだ。
3Dもやたらリアル。
昔、映画でしか見られないスパコンで作成されたフルCGの世界が
今では簡単に家庭のPCでリアルタイムに表現出来るっつんだからここでも驚き。

でも、それはあくまで仮想空間のお話。
実際に触れる世界ではないのでピンと来ない場合が殆どだ。


そんな折に、こんなお話し。

MYCOM PC WEB >> 【レポート】ISSCC 2006 - 微小な電極アレイを脳に埋めて義肢を制御へ

脳にマイクロ単位で構成された電極を刺して信号をキャッチし、
その信号から義肢を動かす試みとかナントカ。

まさにSFの世界が現実味を帯びてきた感じ。
行き着く先は、甲殻機動隊とか、バルドフォースとか?
これが実現化できれば筋萎縮性側索硬化症(ルー・ゲーリッグ病)などの病気で苦しむ人間が
機械の体で自由に動けちゃったりするわけだ。
完全に脳の信号をデコード出来たら凄いことになるだろう。
運動だけで無く、通信そのものをPCとの接続可能な状態に出来たら…
それこそMatrixな世界の始まりと言うわけで。
でもそこまで行くのには時間が掛かるから最初は脳によるロボの制御だろうか。


…なんだ、アンドロメダに行かなくても機械の体は手に入るんじゃん!
でもネジだけは辞めてください。(;´∀`)