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2006年10月18日

●やらかしちゃった時の対応の違い

非常に興味深い事件が二件続けて起きていた様子でして。

一個は、懸賞の当選者に無償で配ったmp3プレイヤー。
一個は、それ相応の対価を要求して売ったiPod。

共通する事件は「ウィルス混入」


無償で配った「日本マクドナルド」側の対応。
>賞品のMP3プレーヤー全品の回収を決定。
>当選者全員に、電話およびメールを通じて案内を行い、順次、無償で新品と交換する。
>また、ウイルス駆除ソフトの提供に関する案内も行う。
> 駆除サービスは同社Webサイトを通じて利用可能だ。
>また、この件に関する専用問い合わせ事務局も設け、10月22日までは24時間体制で相談を受け付ける。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/14/news014.html


対価を貰った上での「Apple」の対応。
>同ウイルスは現行のウイルス対策ソフトの最新アップデートで駆除が可能だと同社は説明している。
> Appleは「ご想像のとおり、このようなウイルスに対してWindowsはあまり耐性がないことにわれわれは動転している。
>自分自身がそれを見つけることができなかったということについてはさらに驚いている(※)」とコメントしている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/18/news011.html


180度違うとは良く言ったもので、この例がまさにその180度違う対応そのもの。
確かに、日頃から万全を気してセキュリティ対策を取るのは最早当たり前の事ではある。
しかし、Appleのように、こうも完全に開き直られるのはそれはそれでダメな気がする。
やはり、mp3プレイヤーのシェアのTOPに立つと態度も横柄になると言う事なのだろうか。
だとしたら、Appleも落ちたものだ…。

一方の日本マクドナルドの対応は少しやり過ぎでは無いのか、と思ってしまう。
まぁ、感染したウィルスがワームであった、と言うところから起因する対応なのだろう。
この場合、やり過ぎて消費者が困る事は無いので悪い対応では無い。


最後に…iPod nanoを使用している1ユーザーしてコメントを。

全製品をウィルスチェックを掛けずに出荷している事に対して我々は動転している。
また、iPodユーザを大切にする気が無い態度についてはさらに遺憾に思う。


(※)…「驚いてる」と言うのは誤訳で「遺憾に思う」が正しい解釈だそうで by MMR氏