INTELから公開された資料によると…
AI39.
あるコアからのキャッシュデータアクセス要求が他のコアのL1データ
キャッシュの変更箇所にヒットした場合、システムが予測不可能な挙動を
引き起こす可能性があります。
Core2Duoには上記のようなエラッタがあるそうな。
これだけ並べられてもわけがわからない。
このエラッタが一体どのような問題を持っているのか、と言うと…
問題点:
Core1のL1キャッシュミス発生時、キャッシュデータアクセス要求が
L2キャッシュに送られます。この要求がCore2のL1データキャッシュの
変更箇所にヒットした場合、特定の条件下において不正確なデータを
Core1に返す可能性があります。
関連事項:
このエラッタはシステムに予測不可能な挙動を引き起こす可能性があります。
…これでもまだわからない。
とある場所でわかりやすい記述を見つけた。
>正常に動いてるように見えて計算結果が間違ってる
>という一番深刻なバグ。
>ただ速度が遅くなるだけとか
>異常動作でハングするバグの方が遥かにマシ。
あぁ、なるほど。
これは致命的だ…。
とは言え
回避策:
BIOSでこのエラッタを回避することが可能です。
とあるのでBIOSのUPDATEで解決できるみたいです。
ある程度は。
恐らく、BIOSからエラッタがある領域にアクセスしないようにするか
エラッタ領域から出た結果を破棄するように設計するのですかね。
いずれにしてもこのエラッタはさっさと解消してもらいたいものです。
INTELのCPUはステッピングがCになるまで買わない方が良い
と言うのはあながち間違ってないのかも。
…こんな状態だからMeromがいつまでたっても出ないのだろうか。
これじゃ24時間起動可能なサーバーが作れない…。